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黒 帯 審 査 レ ポ ー ト

代官山カラテスクール
初段 金澤正和


私が代官山カラテスクールに入会したのは、2011年6月のことです。

現在でもそうですが、当初の目標は「とにかく継続する」という事だったので、入会してから約5年後の2016年8月に、自分が黒帯を締める日が来るとは思ってもいませんでした。

 社会人にとって習い事を継続するのは難しいと思いますが、カラテスクールは初心者でも無理なく楽しみながら空手を学ぶことができる道場ですので、私も5年間続けてこれたのだと思います。
また、この道場には年齢や職業、国籍さえも違うさまざまな方が通われています。そういった方達と空手を通じて知り合い共に稽古に励む事は、仕事だけでは得られない充実感と仲間を私に与えてくれました。 

 黒帯を取得したいま改めて振り返ってみますと、やはり黒帯の審査は他の帯の審査とは一線を画す厳しいものでした。当日の審査は勿論のこと、稽古においても通常の稽古と審査用の稽古で自分自身を追い込んでいましたので、肉体的にも精神的にも非常に辛かったことを憶えています。

 しかし、辛い時期ではありましたが、途中で諦めることなくやり抜いて良かったと思っています。それは、黒帯を取得できたという結果だけではなく、齋藤師範より審査のお話をいただいたとき稽古も含め審査が非常に厳しいものであることは事前に分かっていましたが、それでもなお決心し実行できた事に、自分自身納得しています。
 反対に、師範から審査のお話をいただいた時にもし断っていたら、挑戦しなかったことに大きく後悔をしたと思いますので、審査を受けて本当に良かったと思っています。

 また、当初の目標である「とにかく継続する」という事だけでなく、黒帯を取得したいま、指導員としてどのようにクラスを指導していけば良いか等考えられるようになった事も、空手を続けて多少は精神的にも成長できた部分ではないかと感じています。

とはいえ、今回の黒帯審査で私自身、まだまだ空手において未熟な部分を多々認識することがありましたので、黒帯という結果に満足することなく、改めて空手の入り口に立たせてもらったという気持ちをもって、技術的にも精神的にも、また他の生徒さんの指導においても今まで以上に意識して取り組んでまいりたいと思います。

最後に、今回の審査においてご指導いただきました斎藤師範をはじめ、ご協力・応援いただきました先生方、黒帯の諸先輩方、そして茶帯をはじめ他のスクール生の皆様方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。